コラム

自分で作った料理がなぜかおいしく無い謎解明

私は以前飲食系の職業に就いており、飲食の国家資格も保有しているので人並み以上には料理上手であると自負しています。

実際外食していてもチェーン店のアルバイトが作っているような料理を食べると自分で作った物の方が美味しいなと感じることも有ります。

でも、なぜか自分で作ったご飯より人に作ってもらったご飯の方が美味しく感じるのです。

しかしこれは私に限らず、いつも家のご飯を作っている主婦の皆さんが思っている事では無いでしょうか?

夫はよく自分の母親よりも私の料理の方が美味しいと褒めてくれますが、私は義母の料理の方が美味しいと感じるのです。

自分で作る料理よりも他人の作った物の方が美味しく感じる謎を考えて行きたいと思います。

料理への期待度

まず考えられるのが出された料理への期待度です。

自分で作るとその料理が出来るまでの工程、材料から何となく味の想像が出来てしまいます。

味見をしていればなおさらです。

ですが他の人にご飯を作って貰えばその料理に何が使われているのか、どんな調理法で作られているのかわからないので「どんな味がするんだろう。」という期待度が生まれるのです。

そして自分で料理を作る事ですでに体力も消費し、食べるという行為がもう作業的になってしまい料理を味わう余裕も無くなっているのです。

その分人に作って貰うと待っているだけで完成した料理が出てくるので万全の状態で調理を味わう事が出来ます。

さらに材料がわからないからこそ、何が使われているんだろうとより味わう姿勢が前向きになります。

そして自分の知らない味との出会いがより食事を楽しくさせます。

主婦は食べたいものが有っても自分で作らないと出てこない。

自分で作る手間が無く食べたいものが出てきたら最高ですよね。

自分の料理を例えると「冷凍食品」

でも普段料理を出してもらえる側(夫等)はこの気持ちをわかってくれません。

例えば「自分で握ったおにぎりも、母親が握ったおにぎりも材料が一緒何だから同じ味でしょ。」と言うのです。

握る人が違ければ握り方も、塩の塩梅も具の比率も違うのだから、それは全く違う物です。

確かに夫の様に全く料理をしない(にんにくとごま油入れとけば美味しくなると思ってる。)人の料理に比べたら自分の作った物の方が美味しいです。

でもこの気持ちをどうにか夫にわかりやすく伝える良い例えは無いのかと考えた結果行きついたのが

「冷凍食品」でした。

いうなれば私の料理は冷凍食品のようなものなのです。

最近の冷凍食品ってよく出来てますよね。まず不味いという事は無いですし、下手したら変な店の料理より美味しい。安心・安定の美味しさです。

でもしょせん「冷凍食品」なんです。

やっぱり人の手で作られた出来立てのご飯に比べたら劣ります。

美味しくても「冷凍食品の割には」と思ってしまいます。

私の料理はその「冷凍食品」のようなものなのです。(自分的に)

なので他の人が作った「手作りご飯」の方が美味しく感じるというわけです。

自分のご飯を美味しくする方法

自分で自分のご飯を美味しくする方法。

それは「いつもと違う事にチャレンジしてみる」です。

いつも同じ味付け、同じメニューの繰り返しだと自分が飽きてしまうし、味の想像が出来てしまって美味しさも半減です。

なので作った事のない料理や作った事の有る料理でも材料や味付けを変えて新鮮な味付けの料理になると自分が作った料理でも新しい発見が有って「美味しい!」と感じる事が出来ます。

わたしが実際に行った例として。

・いつも欧風カレーばかりなのでココナッツミルクを入れてお肉を引き肉にして、夏野菜をグリルしたものを乗せた「アジアン風カレー」を作ってみた。

・面倒くさいのでお好み焼きに山芋を入れて無かったが、山芋が安かったので入れてみたらキャベツともやししか入ってないお好み焼きなのにお肉や魚介を入れた山芋無しお好み焼きよりも美味しくなった。

・ホットケーキ生地にマヨネーズを加えたらふわふわになって美味しかった。

・角煮を作る時ひたすら調味液で長時間煮るよりも、圧力鍋で一度薬味とお湯で圧力をかけてから調味液で味をつけるくらいに煮た方がお肉がとろとろになった。

等、よく聞く「ちょい足しレシピ」や面倒臭くて省いてた工程をちゃんとやる事、新しい調理方法作った事の無いレシピを試すといつもの料理がより美味しくなります。

料理が面倒臭くて時短レシピや作りなれてササっと出来てしまうものばかりになりがちですが、

せっかく作るなら自分でも美味しいと感じるものを作りたいですよね。

時間に余裕のある時なんかはちょっと面倒な物を作ってみたり、新しい味の研究にしても良いかもしれません。

新しい味の情報収集

最近は料理のレシピを教えてくれるアプリや、有る材料から料理を検索してくれるものなどが無料で使えますので利用してみると良いかもしれません。

料理本は意外に値段が張りますし、場所も取りますし、欲しいレシピがパッと出てこないのが難点ですよね。あと、買っただけで満足してしまう落とし穴も・・・

後は外食もオススメです。

いつも同じお店では無く、いろんなお店を冒険してみることで新しい味との出会いも増えます。

お店選びのポイントとしては、大手チェーン店やファミリーレストランを避ける事です。

大手チェーン店は誰が作っても同じ味が提供できるように自社製法の特別な調理液等を使用していて、家庭で再現しようとするのは難しいです。ファミリーレストランも同様です。誰もが美味しいと感じるような平均的な味に作られているので、悪く言うと「パッとしない味」なんですよね。

当たりハズレは有りますが、個人店や専門店の料理は「その店の味」が有るので味の手本にしやすいですし、業務用とは言え、家庭で使っている調味料と大差ないので再現もしやすいです。そして知っている調味料の味だからこそ何が使われているのか想像もしやすいのです。

後は多国籍料理店に入ってみるのも良いと思います。

なじみの無い料理ばかりで自分が好きな味かわからず、挑戦するのに勇気が要りますが、食べてみたら案外好みだったり、それこそ初めての味に触れる事が出来ます。使ったことの無い食材や調味料との出会いは料理の幅を広げてくれるのでとても良いことです。

私もパクチーが苦手なのでアジアン料理店を避けていましたが、友人に連れられて入った店はパクチーを抜いてくれる場所だったので安心して食べる事が出来ました。そしてナンプラーの美味しさを知ったのです。

ナンプラーは「魚醤」とも言われるので生臭いのが苦手な私は食わず嫌いをしていましたが、いざ食べてみると凄く好みで家に常備する程になりました。

元々中華の「酸辣湯」のような「すっぱ辛い」が好きだった私にパクチーの入ってないアジアン料理は爆はまりでした。定期的に食べずには居られないジャンルになりました。

インドカレー屋さんも「カレーをわざわざ外でお金を払って食べるなんて」と敬遠していましたが、家の近くに有った事もあり、ランチに入ってみることに、そして家で作る「欧風カレー」と「インドカレー」の違いに驚きました。なによりナンが凄く美味しかったのです。

「カレーはご飯で食べる物」という概念が吹っ飛びました。

今は韓国料理に興味が有るので近々行ってみたいです。

「カルディー」等海外の調味料を扱う店も増えてきて、海外の物が手に入りやすくなりました。

自分の料理にマンネリを感じている人は是非いろんな料理を食べて新しい味に目覚めて下さい。

あぁお腹空いた・・・

 

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ブログ設営者の妻 マタニティー、育児、ゆるオタのすすめの記事を更新しております! 趣味はアニメ鑑賞、読書、ゲーム 最近は「あつまれどうぶつの森」が楽しみでしょうがない