無期雇用派遣関係

無期雇用派遣の闇

どうも!seiseiです!

TwitterのDMでよく届くのは、無期雇用派遣のマイナス面の事について教えて下さいという質問です。

すべての物事には光と闇がありますが、あまりにも大げさに表現されているのは無期雇用派遣の闇だと思います。

約2年、無期雇用派遣で働いてきた私だからこそわかる闇を紹介していきます。

技術のない人は派遣先が決まりにくい

決まらないわけではなく、決まりにくいということを強調しておきます。

無期雇用派遣の会社はたくさんあり、その多くはどんな人でも良いので雇うだけ雇って、どこかしらに派遣をするという雑な形で成り立っています。

実際、設計を仕事にしたいと言う人に、生産ラインの雑用の派遣を任せてたりしています。

そのようなことが起こってしまう理由としては、技術が無いからです。

せっかくCAD操作のできる人なのに、わざわざ生産ラインの雑用をやらせませんよね?

seisei
seisei
しかしながら、未経験でも設計者にを掲げている派遣会社が多くいるのが現実…

自分で勉強して技術を身につけることのできる人間であれば確かに未経験でも活躍できるでしょう。

嘘を言っているわけではないのですが、かなり少ない確率の成功例を宣伝で伝えていることがほとんどです。

宝くじもほとんど当たらないけど、「あなたも億万長者に!」という宣伝しますよね?それと一緒です…

コミュニケーション能力は必須

意外と勘違いされていることの一つに、派遣はコミュニケーション能力のない人でも仕事ができると思われていることが上げられます。

単純作業で、一度仕事を覚えてしまえばコミュニケーションはほとんどいらないというイメージを持つ人を多く見てきました。

一般的な派遣だと、単純作業のみでほとんど言葉もいらないという仕事もあるかもしれません。

しかし、無期雇用派遣でエンジニアであれば単純作業をひたすらやっていれば良いという環境はありえないと言えるでしょう…

質問者
質問者
派遣なんだから気楽に人間関係に悩まないで働ける〜

そう思っている人に取っては絶望的な環境に身を置かなくてはならない状況に追い込まれます。

「自分の技術と前向きに向き合えます!」

なんていい方をして、コミュニケーションは間接的にいらない可能性を感じさせて求人を出しているところも多くあります。

私のブログの中でも何度も書いていますが、無期雇用派遣に就職するならコミュニケーション能力は100%必要です!!

次に紹介するのは無期雇用派遣の最大の闇についてです…

仕事のプロにはなりにくい

「プロのエンジニアと仕事ができる」というのは嘘ではありません。

しかし、プロのエンジニアになれるかというとほとんど嘘になります。

大抵の人は、その会社に入ればその道のプロになれると思い込んでいる人が多くいます。

任された仕事をコツコツ積み上げていけばその仕事に対してはプロになれるでしょう。

それはあくまでも正社員での話です。

派遣に任される仕事の殆どは、プロの技術者の雑用や誰でもできる仕事です。

言われた仕事だけやり続けていては、ただの雑用係になってしまい、プロのエンジニアというよりもただのサポーターにしかなれません。

これを、プロのエンジニアになれると歌っているCMを見てしまい誤解する人が毎年大勢います。

「なりにくい」

この表現を使わせてもらった理由は、そのサポートからプロの技術を盗むことも可能であり、そこから自分で勉強してプロのエンジニアになることもできます。

しかし、本当にプロになりたいのであれば、自分の目指したい職場のある正社員で働くことが一番良いでしょう。

いろんな場所で働いてみて自分の可能性を試してみたいと思えるほどの技術をもっていれば無期雇用派遣は良いかと思いますが、

新卒や異業種転職で無期雇用派遣に入社してプロになろうとすると、遠回りなのが現実です。

簡単に契約を切られる

同じところに長く契約を継続してもらおうとしても、どんなに仕事ができたとしても簡単に切られます。

真面目に仕事をしていれば契約を継続してもらえると思っていると、契約を切られたときに大きなショックを受けます。

無期雇用派遣の話を人事に聞いてみると、契約はどれくらいで終わるのかと言う質問に対して3年と答えているそうです。

私自身、会社のプロジェクトの予算の都合で9か月で契約を切られてしまった経験があります。

無期雇用派遣で働く以上、長く同じところで働く意識を持つよりはいろんな経験をして広く浅く知識を広げたいという気持ちを持つことが大切です。

専門的知識がつきにくい分、給料は低いのが無期雇用派遣の特徴とも言えます。

本当のプロになりたいのであれば正社員で専門知識をひたすら深めることをおすすめします。

給料は決して高いとは言えない

給料は、普通の人がもらえる年収以下です。

どの企業にも言えることですが、ごく一部年収の高い人も存在します。

前項目でもお伝えしたように、専門知識がつきにくく、なおかつ重要な立場で働くわけではないため年収は非常に低くなります。

正社員のように、会社に居続ければ自然に出世して給料が上がるわけではないため、何も行動しなければそれなりの給料しかもらえません。

実際問題、即戦力としてだれでも覚えられるような仕事を任されるのが派遣社員です。

一番儲かっているのは派遣元であるということを頭に入れておきましょう。

しかし、正社員とは違い年功序列の給料形態ではないため、情報収集と仕事の成果次第で給料アップを臨めます。

自分から行動しない限りは給料は上がることもなく、正社員のようにダラダラ働いているとずっと同じ給料のままで50代なのに新卒と変わらない給料日なんて人も存在します。

ただ会社にいるだけで給料を増やしたいのであれば圧倒的に正社員で働くことをおすすめします。

今の不景気だと、正社員でも給料が全然上がらないけど出世して責任ばかり重くなるのが現実のようですが…

最後に

無期雇用派遣は最近できた働き方であるがゆえに知られていないことも多くあります。

どんな業種も同じですが、無期雇用派遣の働き方は自分に合わないと思ったら、ずっとつらい思いをします。

新しいところになれるのがストレスだったり、同じ作業を繰り返していたいなど、決して派遣に合わないような特徴を持っていると自分で少しでも思うのであればやめておきましょう。

私のブログでは80%がメリットの話でできています。

今回の無期雇用派遣の闇だけをピックアップして書くことはよっぽどのことがない限りもう書きません。

この記事を読んでそれでも頑張りたいと思うのであれば私は応援します!

TwitterのDMでも質問受け付けてますので気軽にお問い合わせください!

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Seisei
家族を優先する働き方、若手エンジニアへのアドバイスをメインにブログを投稿しています! 4人家族、一家の大黒柱です!